言葉の選び方は、会話の雰囲気を決めるポイントです。
会話の雰囲気は、ちょっとした言い方で決まります。
その1つが「否定的な言い方をするか、肯定的な言い方をするか」です。
本人に悪気はなくても、言葉の選び方によって会話が明るくなることもあれば暗くなることもあります。
たとえば、飲食店のメニューで新しいカスタマイズに挑戦したとします。
新しいカスタマイズのアタリ・ハズレは、実際に食べてみないとわかりません。
店員さんに「どんな味になるか楽しみですね」と言われたとき、次のような返し方をしているなら注意が必要です。
「ハズレだったら、やめます」
この言い方はよくありません。
否定的な言い方をしています。
最初の発想がネガティブです。
自分でカスタマイズしたにもかかわらず、ハズレの可能性が高い前提になっています。
一言の中に「ハズレ」「やめる」というネガティブキーワードが2つ登場しています。
否定的な言い方をされると、店員さんも返事に困ってしまうでしょう。
「自分で決めておきながら期待しないのかな」と思うに違いありません。
否定的な言い方をすると、会話が暗い感じになるのです。
こういうときは、次のような肯定的な言い方を心がけましょう。
「アタリだったら続けます」
肯定的な言い方をすることです。
一言の中に「アタリ」「続ける」というポジティブキーワードが2つ登場しています。
アタリの可能性が高いという前提で会話を進めたほうが、ポジティブで前向きな印象があります。
ポジティブで前向きな印象があると、話がとんとん拍子に進むので盛り上がりやすくなります。
肯定的な言い方を心がけると、会話が明るい雰囲気に包まれるのです。
否定的な言い方・肯定的な言い方とでは、最終的な意味は同じであっても印象が違います。
この印象が重要です。
否定的な言い方は暗い感じがする一方、肯定的な言い方は明るい感じがします。
できるだけ明るい印象にするためにも、普段から肯定的な言い方を心がけましょう。
普段から肯定的な言い方をする癖をつけておきましょう。
言い方も癖の1つです。
時間はかかりますが、意識をして癖にしてください。
いったん肯定的な言い方をする癖がつけば、考え方にも波及して、ポジティブ思考もできるようになります。
肯定的な言い方をすればするほど、あなたは魅力的に映るようになります。
肯定的な言い方をする人が「また会いたい」と思われるのです。