嫌いな対象と接したとき、どう対応するかです。
一般論としては、我慢してでも気合と根性で乗り越える話が聞かれます。
「嫌いなことでも、自己成長と自己実現のために頑張っておくほうがいい」
「嫌いなものでも、栄養と健康のために食べたほうがいい」
「嫌いな人でも、人脈と可能性を広げるために仲良くなっておくほうがいい」
嫌いな人や物事があっても、弱音を吐かず、頑張らなければいけない考え方があります。
小学生のころ、親や先生から、嫌いな人や物事でも我慢するようにしつけられた経験があるのではないでしょうか。
もちろんビジネスならわかります。
ビジネスでは、個人的な感情は余計です。
金銭が伴うことなら、嫌いなことであっても、所定の水準まできちんと仕上げる必要もあるでしょう。
たとえ嫌いなお客さまやクライアントであっても、にこにこしなければいけないときもあるでしょう。
ビジネスでは金銭が伴っているため、好き嫌いにかかわらず、責任を持って最後までやり遂げる必要があります。
しかし、プライベートでは違います。
プライベートなら、もっとわがままに生きていい。
ビジネスとは違って、プライベートは、もっと自由な世界です。
嫌いなことは仕方ありません。
人には得手不得手があります。
嫌いなことをしてむかむかするくらいなら、好きなことをしてうきうきしていたほうが幸せです。
嫌いなものも、無理に食べる必要はありません。
強引に嫌いなものを食べたところで、吐き気がするだけ。
「嫌いな食べ物を食べていたら、自然と好きになった」という話は聞いたことがありません。
生理的に受け付けないものを強制すると、余計に嫌いになる悪循環になります。
料理に食べられないものが出たら、無理に食べようとせず、残すほうがいいでしょう。
嫌いな人には、無理に近づかなくてもかまいません。
自分から嫌いな人に近づいても、いらいらするだけ。
わざわざ嫌いな人に近づいていらいらするくらいなら、好きな人に近づいてどきどきしたほうが未来的です。
嫌いなことはしなくてもいい。
嫌いなものは食べなくてもいい。
嫌いな人には近づかなくてもいい。
わがままではありません。
正直に生きているのです。
生理的に受け付けないことなら、無理に頑張らないほうが賢明です。
一度しかない人生です。
できるだけ好きな物事に囲まれて生きるほうが、楽で幸せなのです。