優しい人は、さまざまな価値観を受け入れられるのが特徴です。
もちろんどんな価値観でも無条件に受け入れるわけではありません。
浮気や暴力。
人の迷惑になるような行い。
違法行為や反社会的な行為。
こうした価値観なら「受け入れがたい」と感じるのも当然でしょう。
非常識で反社会的な価値観は、人生を破滅に導きます。
悪質な価値観と接していると、自分にも悪影響が及ぶ可能性があるため、できるだけ距離を置くほうがいいでしょう。
しかし、悪質な価値観でさえなければ、寛大になって、さまざまな価値観を受け入れることが大切です。
世の中にはさまざまな人がいます。
神経質な人もいれば、だらしない人もいます。
新しいものを好む人もいれば、古いものを好む人もいます。
インドア派の人もいれば、アウトドア派の人もいます。
団体旅行を好む人もいれば、個人旅行を好む人もいます。
肉食主義者もいれば、菜食主義者もいます。
異性愛者だけでなく、同性愛者もいます。
結婚が幸せと感じる人もいれば、未婚が幸せと感じる人もいるでしょう。
仕事より家族を選ぶ人もいれば、家族より仕事を選ぶ人もいるでしょう。
人によって趣味もさまざま。
この世は、さまざまな価値観にあふれているワンダーランドです。
自分に合わない価値観と接したとき「変だ」「おかしい」「受け入れがたい」とすぐ拒むのはよくありません。
自分と価値観の合う人だけ受け入れるのは、優しい人と言えないでしょう。
特定の価値観だけ受け入れる姿勢では、人間関係に偏りが生まれます。
世の中に同じ人は1人もいません。
100人いれば、100種類の人が存在します。
世の中には多種多様な人がいるのですから、価値観も多種多様です。
大切なのは「さまざまな価値観を受け入れる」ということです。
先入観・偏見・固定観念を持たず、できるだけさまざまな人を受け入れましょう。
変わった趣味を持っている人でも、ばかにするのではなく、ありのまま受け入れます。
理解しがたい考え方を批判するのではなく、できるだけ受け入れるようにしたい。
理解できない価値観なら「まだまだ私の理解力が足りない」と謙遜するくらいがいいでしょう。
理解できない価値観に出合ったら、新しい学びのチャンスでもあります。
今は理解できなくても、いずれ理解できる日がやってきます。
さまざまな価値観を受け入れる姿勢を持つと、人間関係の幅も広がるだけでなく、心の成長につながります。