育ち盛りの思春期では、多くの栄養素が必要です。
身長を伸ばすのに有効な栄養素は「タンパク質」「カルシウム」「マグネシウム」「ビタミンD」「亜鉛」の5つが重要です。
これらの栄養素が不足していると、スムーズに身長を伸ばすことは難しくなります。
効率よく栄養を摂取したいとき「サプリメント」を頼る人も多いのではないでしょうか。
薬局では、ビタミンやミネラルごとにサプリメントが販売されています。
たしかにサプリメントを使えば、短時間で簡単に特定の栄養素を摂取できます。
「サプリメントだけに頼れば、食事は不要ではないか」と考える人もいるでしょう。
しかし、この考え方は要注意です。
食事を取らず、サプリメントだけで栄養を摂取するのは不健全です。
サプリメントだけでは、特定の栄養を摂取できても、全体のバランスを崩す恐れがあります。
栄養は、バランスが整ってこそ正しく働きます。
身長増加に必要な栄養素は摂取できても、全体の栄養バランスが崩れては意味がありません。
それぞれの栄養は相互に影響し合っているため、1つの栄養が欠けると、全体のバランスが崩れます。
栄養不足や栄養のアンバランスを引き起こし、結果として、成長不良につながるのです。
またサプリメントに頼ると、噛む行為が不足します。
噛むときに分泌される唾液には、消化や吸収を促す酵素が含まれています。
食事で栄養を取ったほうが、バランスが整いやすく、吸収も促されます。
したがって、栄養摂取は食事が基本です。
朝昼晩の3食を通して、必要な栄養を取るように心がけましょう。
賢く食材を選べば、身長増加に必要な栄養を取れます。
できるだけえり好みはせず、さまざまな食材を食べることが大切です。
栄養バランスが整うと、健康的に身長を伸ばせます。
食事だけでは補えない栄養があるときだけ、サプリメントを頼るのが適切です。
栄養摂取は、食事が基本。
サプリメントは、あくまで補助です。