執筆者:水口貴博

子育て上手な親になる30の方法

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子どもの欠点を褒めるのは、親の仕事。

子どもの欠点を褒めるのは、親の仕事。 | 子育て上手な親になる30の方法

子どもの短所を褒めることは、親の仕事です。

完璧な子どもなどいませんから、必ず欠点はあります。

欠点は褒めるべきではないことと思うでしょうが、本当に子を愛する親なら子どもの欠点さえも愛せます。

自分が産んだ子どもなら、すべてが愛らしく見えてきます。

子どもには自分の欠点をなにより気にしますが、親が褒めていれば子どもは自然と気にならなくなります。

子どもはこんな欠点さえなければというようなことでも、他人から見れば大したことではありません。

私は昔、自分のくせ毛に極端にコンプレックスを持っていました。

実は、強いくせ毛なのです。

縮毛です。

小さなころから毛が縮れて、昔からストレートのまっすぐな髪の毛に強い憧れを持っていました。

思春期は、ストレートパーマをかけたり、ドライヤーで何とかしようしたりと、たいていのことはやってきました。

しかし、一時的に何とかなっても、いずれ伸びてくる髪は、くせ毛です。

私がいろいろとやっているのは、親から見ても一目でわかったはずです。

髪のことで悩んでいる私に、親はこう言います。

「別にいいじゃないか」

当時は「親に自分の気持ちはわからない」と聞き流していましたが、言われ続けていると、だんだん気にならなくなります。

若いとき(特に思春期)は、見かけを重視して人を判断してしまいがちですから、外見を気にしてしまいます。

しかし、実際に気にしているのは自分だけで、親の言うとおり、周りの人は大したことではないと感じているのです。

それに気づかせてあげることです。

コンプレックスは、修正させるより、そのものを受け入れさせるよう教えてあげましょう。

コンプレックスも、その人の一部なのです。

それこそ愛着を持つべき点なのです。

子育て上手な親になる方法(28)
  • 子どもの欠点を褒めてあげる。
無条件に大切にすることが、愛である。

子育て上手な親になる30の方法

  1. 子どもの一生を決めるのは、親の育て方しだい。
  2. 子どもは、失敗をする天才である。
  3. 教育の基本はとってもシンプル。
    「許す」と「教える」。
  4. 愛のない教育は、子どもにとってむしろ毒となる。
  5. 子どもは、真似の天才である。
  6. チョウを与えるより、虫取りアミを与えるほうがいい。
  7. 子どもは、小さな暴れん坊将軍。
    暴れるのが、お仕事。
  8. たくさんの紙を与えてあげると、子どもの書く力はどんどん伸びていく。
  9. 親の器の大きさが、子どもの器の大きさになる。
  10. 「できなかった話」の前に「できた話」をすること。
  11. 親の言葉遣いが、子どもの言葉遣いになる。
  12. 嫌がることをやらせても、本当に身につかない。
  13. よその子と比べないほうがいい。
  14. 子どもには、全力を出すことだけに意識させればいい。
  15. 子どもから、お金を取り上げてはならない。
    お金の勉強は、学校では教えてくれない。
  16. 遊びも立派な勉強となる。
  17. 親が勉強していると、子どもも勉強したくなる。
  18. 「じゃあ自分たちで、何とかしなさい」
  19. 親も、子どもから学んでいく。
  20. 子どもが生まれて初めて目にする人間関係は、お父さんとお母さんの夫婦関係。
  21. 親が、親の悪口を言ってはいけない。
  22. 親の習慣が、子の習慣になる。
  23. 「ありがとう」が言えない子どもは、社会に出てから苦労をする。
  24. 食事中のお説教はしない。
    せっかくのおいしい食事が台無しになる。
  25. 「うちの子に限って」という考え方はやめよう。
  26. 近所のおじさんおばさんにも、怒ってもらおう。
  27. いらいらしても、子どもの人格や存在は否定しない。
  28. 子どもの欠点を褒めるのは、親の仕事。
  29. 無条件に大切にすることが、愛である。
  30. いずれ自立する子どものために、親は子を育てる。

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