執筆者:水口貴博

尊敬される父親になる30の条件

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父は、妻をけなしてはいけない。

父は、妻をけなしてはいけない。 | 尊敬される父親になる30の条件

子には、自分の両親に対して誇りを持ってもらわなければなりません。

自分の両親がばかだと、そんなばかな親に育てられている自分もばかなんだと思います。

とにかく子どもは、自分の両親を一番大切な存在として見て、考えます。

手本であり、指標と考えます。

しかし、両親がしっかりしていると、自分もしっかりしていると思い始めます。

子どもには、自分の両親はしっかりしていると思ってもらわなければならないのです。

ときどき、父が母を侮辱する場面があります。

「愚妻」という言葉がありますが、愚かな妻と書くように、妻を見下した表現です。

家庭の外では、相手に失礼にならないように、自分の身内のことを見下して表現することはあります。

しかし、家庭内において妻を見下した表現は一切不要です。

妻を見下した言葉を使い、何か意味があるのでしょうか。

子どもは自分の両親がばかだと感じるとがっかりするだけでなく、失望します。

両親同士が、罵り合っていると、子どももぐれてしまいます。

非行に走る子どもの両親は、決まってよく喧嘩をして、罵りあっています。

非行に走る少年が悪いのではなく、家庭内において両親の仲が悪いから、それを見ている子どもも非行に走り始めたのです。

自分の両親がばかだと思い始めれば、子どもも自分がばかだと思い込み、非行に走り始める。

ばかと言い合う両親を見ていると、子どもまでそうなります。

そういうふうに育てているからです。

仲間同士が喧嘩をしているようなものです。

まったく意味がありません。

見苦しく、お互いが苦しくなるだけです。

尊敬される父親になる条件(23)
  • 妻を侮辱するのは、やめる。
褒めるお父さんが、尊敬される。

尊敬される父親になる30の条件

  1. 教育される側になるほうが、尊敬できる父親が見える。
  2. 母のことを大切にしている父親を見て、子は育つ。
  3. 「熱心に教える姿勢」と「放任できる姿勢」は、セットである。
  4. 命令で育ててはいけない。
    アドバイスで育てること。
  5. 積極的な親からは、積極的な子が育つ。
  6. 家族旅行で、家族全体が成長する。
  7. 寡黙な父には、威厳がある。
  8. 感謝のできない父親は失格。
  9. 「優しさ」と「怒り」は、同じ愛の表現である。
  10. 父は言葉で指導しない。
    行動で指導する。
  11. 「家族のために働いている」と、言ってはいけない。
  12. 仕事で帰りが遅くなっても、家族の記念日には早く帰ること。
  13. 子育てにも「守破離」がある。
  14. 親に反抗する子どもを、喜ばないといけない。
  15. 「親離れ」だけではない。
    親も「子離れ」をしないといけない。
  16. 父が子にできることといえば、父としての手本を見せること。
  17. 子どもが遠くに離れても、目には見えない糸でつながっている。
  18. 子どもが間違っても、怒鳴らない父になる。
  19. 教育は、怒鳴ることではない。
    叱ることである。
  20. 疲れがたまった休日は、家族で温泉に出かけよう。
  21. 妻に子育てを任せている家庭は、うまくいかない。
  22. 車の運転の仕方に、父の本性が現れる。
  23. 父は、妻をけなしてはいけない。
  24. 褒めるお父さんが、尊敬される。
  25. 子育てをする親は、調教師と似ている。
  26. 褒める教育ができない理由は、自分と両親との過去にある。
  27. 尊敬される父は「頑張れ!」とは言わない。
    「楽しんで!」と応援する。
  28. 子どもに好きなことをやらせよう。
  29. 子どもから嫌われることが、父親の仕事。
  30. 子どもを手放せる親こそ、本当に愛の深い親。

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