執筆者:水口貴博

子育て上手な親になる30の方法

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子どもには、全力を出すことだけに意識させればいい。

子どもには、全力を出すことだけに意識させればいい。 | 子育て上手な親になる30の方法

勝負では、他人と比べて勝つことではなく、自分が全力を出し切れたかどうかに意識を向けることです。

子どもを育てるときも、勝ったから褒めるのではなく、全力を出し切ったことを褒めるようにしましょう。

「子どもに褒めるところがない」と言う親がいます。

そんな親は、決まってご近所の子と比べている親です。

いつも自分の子どもを、よその子と比べてばかりいるために、長所より短所のほうが際立って、目につくのです。

できることは当たり前のことと思い、できないことばかり口にして子どもを落ち込ませています。

できないことばかりに目が向いてしまっているため、子どもを褒めることが少ないのです。

子どもには、褒めるべき点がたくさんあります。

一生懸命になったときや全力を出し切ったときは、間違いなく褒めるべき瞬間です。

子どもの日常では全力を出すべき瞬間はたくさんありますから、それだけ褒める瞬間もたくさんあります。

私は子どものころ、走るのが速かったため、運動会ではよくリレーの選手として出させてもらっていました。

運動会にはもちろん親も見に来ています。

「じゃあ、今からリレーに出てきます」と言うと、いつも親は「全力を出し切ってきなさい」と私に言いました。

決して「A君に勝ってきなさい」という言い方はしませんでした。

自分に対して常に全力なら、常にベストな状態であると言えます。

それでいてリレーの結果がどうであろうと、私が全力を出し切ったなら、それだけで褒めてくれます。

当時は子どもだった私ですが、このように育ててもらったことが、今では大きな財産になっています。

子育て上手な親になる方法(14)
  • 全力を出し切ることだけに、意識を向けさせる。
子どもから、お金を取り上げてはならない。
お金の勉強は、学校では教えてくれない。

子育て上手な親になる30の方法

  1. 子どもの一生を決めるのは、親の育て方しだい。
  2. 子どもは、失敗をする天才である。
  3. 教育の基本はとってもシンプル。
    「許す」と「教える」。
  4. 愛のない教育は、子どもにとってむしろ毒となる。
  5. 子どもは、真似の天才である。
  6. チョウを与えるより、虫取りアミを与えるほうがいい。
  7. 子どもは、小さな暴れん坊将軍。
    暴れるのが、お仕事。
  8. たくさんの紙を与えてあげると、子どもの書く力はどんどん伸びていく。
  9. 親の器の大きさが、子どもの器の大きさになる。
  10. 「できなかった話」の前に「できた話」をすること。
  11. 親の言葉遣いが、子どもの言葉遣いになる。
  12. 嫌がることをやらせても、本当に身につかない。
  13. よその子と比べないほうがいい。
  14. 子どもには、全力を出すことだけに意識させればいい。
  15. 子どもから、お金を取り上げてはならない。
    お金の勉強は、学校では教えてくれない。
  16. 遊びも立派な勉強となる。
  17. 親が勉強していると、子どもも勉強したくなる。
  18. 「じゃあ自分たちで、何とかしなさい」
  19. 親も、子どもから学んでいく。
  20. 子どもが生まれて初めて目にする人間関係は、お父さんとお母さんの夫婦関係。
  21. 親が、親の悪口を言ってはいけない。
  22. 親の習慣が、子の習慣になる。
  23. 「ありがとう」が言えない子どもは、社会に出てから苦労をする。
  24. 食事中のお説教はしない。
    せっかくのおいしい食事が台無しになる。
  25. 「うちの子に限って」という考え方はやめよう。
  26. 近所のおじさんおばさんにも、怒ってもらおう。
  27. いらいらしても、子どもの人格や存在は否定しない。
  28. 子どもの欠点を褒めるのは、親の仕事。
  29. 無条件に大切にすることが、愛である。
  30. いずれ自立する子どものために、親は子を育てる。

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