別れ話で、過去に一度決着した問題を取り上げることがあります。
もちろん別れたい理由を話す都合上、過去に触れる程度ならいいのです。
「あのときの暴力が忘れられない」
「○○にデートしたときの大喧嘩で、別れたい気持ちが強くなった」
過去の過ちが、別れたい理由の1つになっていれば、正直に話す必要があるでしょう。
しかし、過去を話すことはあっても、むやみにいくつも掘り返すのはよくありません。
「○○のとき、約束を破ったよね」
「○○で裏切られたことが今でも忘れられない」
「あのときの乱暴がトラウマになっている」
「○○を壊されたことが今でも傷ついている」
不快な過去の話を1つしたとき、芋づる式でほかの過去も思い出すことがあります。
「そういえばこんなこともあった。あんなこともあった」
あれもこれも不快な過去を出して責めると、相手は追い詰められます。
バランスの取れた話し合いがしにくくなってしまい、相手の納得が得られにくくなります。
すでに決着した出来事なら、別れ話で不必要に掘り返さないことです。
不快な過去を取り上げるなら、決定的な出来事を、1つか2つ取り上げる程度で十分です。
具体的な話に絞って話したほうがわかりやすく、不快感も最小限に抑えられます。
言いたいことがあっても、余計な過去まで話に出さないことです。