別れ話で注意したいのは「わかった」という一言です。
誰でも理解できるシンプルな一言。
しかしこの一言は、誤解を作る原因が潜んでいます。
たとえば、別れ話で自分の言い分を話したとき、相手から「わかった」という返事があったとします。
このときの「わかった」には、2つの意味が考えられます。
「わかった」という一言だけでははっきりしません。
普通は前後の文脈で判断できますが、別れ話では、前後の文脈があっても判断しにくいことがあります。
「わかった」という言葉の意味を曖昧にしたまま別れ話を終えると、後からトラブルに発展することがあります。
「あのときに別れたでしょう」
「まだ別れたつもりはない」
お互いの主張がずれてしまい、再び揉めることになるのです。
別れ話で「わかった」という言葉が出たときは、意味をはっきりさせておきましょう。
「話を理解した」という意味の「わかった」なのか。
「別れることに同意する」という意味の「わかった」なのか。
聞きにくいかもしれませんが、大事な部分です。
はっきり意味を確認しておけば、余計なトラブルを防げます。