突き詰めて考えれば、別れ話とは「相手を納得させること」に尽きます。
別れは、お互いに納得して成立するもの。
「別れたい」という自分の主張を、いかに納得してもらうかが大切です。
そのためには、できるだけ「別れさせる」という強制は避けるようにします。
誰でも強制は嬉しくありません。
強制は、自発性を奪います。
たとえそれが合理的であっても、強制はつい反発したくなるもの。
押し付けるような印象が強いと、相手も素直に別れに応じてくれません。
相手も「別れたほうがいい」と考えることができるよう話を進めていくことが、別れ話をスムーズにするポイントです。
では、どうするか。
それは、別れたときの素晴らしさを伝えるのがポイントです。
相手の立場になって、別れたときの素晴らしさを考えてみましょう。
別れたときの素晴らしさをいくつか挙げ、別れ話に含めて伝えるようにします。
「私と別れたほうが、あなたは強くなれる」
「別れたら、もっと自分の時間が増えるよ。夢を叶えやすくなる」
「今のままではよくない。あなたにはもっと別の人生がある」
「私と別れたら、最初は嫌でも、後からよかったと思えるようになるはず」
感情で訴えるより、理性で訴えましょう。
丁寧に別れたときの素晴らしさを伝えていけば、だんだん心境に変化が現れるでしょう。
相手も「たしかに別れたほうがいいかもしれない」と思うようになり、別れを前向きに考え始めるでしょう。