別れ話を切り出すとき、お酒の力を借りようと思う人もいるかもしれません。
言いにくい話も、酔ってしまえば言いやすくなるでしょう。
ふわふわした気持ちになれば、暗い雰囲気も少しは明るく感じるかもしれません。
しかし、やはり別れ話にお酒は不要です。
話しやすくなると思うのは、自制心が失われているから、そう感じるだけ。
実際は理解力や判断力など、思考力全体が低下した状態になっています。
お酒を飲むと、理性や感情のコントロールが難しくなります。
ただでさえ感情的になりやすい話が、余計に感情的になります。
頭の回転も鈍くなり、冷静な会話が難しくなる。
後になって「言いすぎてしまった」「なぜあんなことを言ったのだろう」と悔やむことになるでしょう。
暗い話をしている最中は、お酒の量も増えやすい傾向があり、よいことはありません。
お酒を飲むと、帰り道も心配です。
車を運転しないから大丈夫という話ではありません。
車を運転しなくても、酔うと危険の予知や回避する力が低下して、帰り道の途中で事故に遭いやすくなります。
別れ話では、お互いお酒を飲まないのが賢明です。
別れ話は、しらふの状態で話し合うのが一番。
ついお酒に手が伸びそうでも、ぐっと我慢です。