別れ話をするときは、早口には要注意です。
別れたい気持ちをしっかり伝えようと思い、早口でまくし立てる人もいるかもしれません。
たしかに早く話をしたほうが、短時間で多くの言葉を伝えられます。
しかし早口で話すと、自分はよくても、相手の理解が追いつかなくなるでしょう。
まくし立てる様子は、誤解も招きやすい。
「勢いがあって怖い」
「話についていけない」
「誠意も配慮も足りない」
悪い印象しか残らなくなり、別れ話に納得しにくくなります。
別れ話は、相手に納得してもらわなければ意味がありません。
相手に納得してもらうためには、相手が納得できるスピードで話すことが重要です。
別れ話は、急いで話す必要はありません。
やはりゆっくり話すのが一番。
1回で話がまとまらなければ、2回目の話し合いをすればいいだけです。
2回目でも話がまとまらなければ、3回目の場も設けます。
一言ずつ言葉を選びながら話したほうが、失言を防ぎやすくなります。
話すスピードは遅くても、話の理解は早くなるので、納得してもらいやすくなります。
ゆっくり話す様子は、堂々として決意が固い様子にも見えるため、ますます効果的です。
別れ話は、ゆっくり話したほうが、かえって早く終わるでしょう。