人付き合いで欠かせないのが「約束」です。
どんな人との関係でも、約束事は何か発生してきます。
実際、大きな約束事ができる関係であるほど、深い仲と言えます。
約束というのは、信用や信頼がないとできないからです。
ここで大切な話をしますが、ときどき約束というのは、他人とするものだと思っている人がいます。
「人と約束事をして、それを守ればいいだけ」と考えている人が多いのです。
たしかにそのとおりで間違ってはいないのですが、約束事は他人とする前に、もう1人の人としなければいけません。
自分です。
本来、約束事とは、他人に対してではなく、自分に対して行うことだということです。
人とする約束事も、大きな目で見れば、自分とする約束です。
いくら他人と約束をしても、自分がそれを果たせなければ「自分で自分を裏切ること」になります。
あなたの周りにもいませんか。
約束事に対して、ルーズな人。
そういう人に限って、だらしない性格であったり、生活が乱れている人であったりするはずです。
当然のことです。
約束事は人とするものではなく、自分とするものだからです。
「人との約束事が守れない人」というのは「自分との約束事も守れない人」ということなのです。
自分で自分をコントロールできていない人であり、自己管理ができない人ということです。
これから約束事をするときには、人に対してではなく、まず自分と約束すると考えるようにしましょう。
自分で自分のことを信じるようになるためにも、約束は自分とするものなのです。