本当の臨機応変は、自分の中に「哲学」があって、初めてできることです。
自分の中にしっかりした軸があり、それを中心に自由自在に動けるのです。
自分の中に哲学がない人は、ただ周りに「合わせてしまう人」になります。
哲学のない人の臨機応変は、ただ周りに「流されているだけ」です。
自分とは違った人とうまく付き合っていくには、自分の哲学をしっかり持つことが必要です。
自分が自分らしくあるための「哲学」を持つと、いろいろなタイプの人と付き合っていくことができるようになります。
芯のある臨機応変とは、周りが違っていても、流されているようで流されていないのです。
コンニャクのように、くねくね動きます。
しかし、最後には元の形に戻ります。
それは、コンニャクの中に1本の「芯」があるからです。
どんな風にも流されない柔らかく硬い芯があるために、その芯を中心にいろいろな方向へ動くことができます。
しかし、芯は折れません。
くねくね曲がるけれど、折れることのない揺るぎない芯。
これが、哲学です。
哲学という芯を持つことで、初めて本当の臨機応変ができるようになります。
人付き合いというのは、自分の内側の哲学をどれだけ持っているかで決まってくるのです。
人付き合いが苦手な人は、自分を持っていない人、つまり「哲学がない人」です。
その反面、人付き合いが上手な人は、自分を持っている「哲学のある人」ということになるのです。