カレーは、スパイスがあると、いっそう楽しめます。
スパイスがなくてもカレーは楽しめますが、あったほうが、さらに楽しめます。
少量でも、その役割は重要です。
スパイスのぴりりとした独特の風味が、カレーのからさを引き立て、いつも以上にカレーがおいしくなるのです。
人生も同じです。
落ち込みは、人生のスパイスです。
なくてもいいのですが、あったほうが、もっと人生を豊かにできます。
落ち込んでいるときは、普通に元気な状態が羨ましく思えます。
元気な人が、まぶしいくらい輝いて見えるでしょう。
落ち込んでいるときに、落ち込んでおくことです。
落ち込んでいるときの気分は、落ち込んでいるときしか味わえません。
真っ暗なところにいるのも、悪いことばかりではありません。
真っ暗なところにいると、小さな光でもよく目立ち、まぶしいくらいに感じます。
落ち込む経験があるからこそ、回復したとき、当たり前の幸せがいっそう引き立ちます。
今までは何とも思わなかった当たり前のことでも、貴重であることに気づくはずです。
落ち込んでいるときは、何でもない日常の素晴らしさに気づく機会と考えましょう。