元気がないときは、無気力な歩き方になりがちです。
視線は下を向いていて、歩き方もとぼとぼしていて、足を引きずるかのようなリズムの悪さです。
元気がなくて気分が沈んでいるときは、自然と歩き方にも反映されます。
落ち込んでいるのでいるので当然のことではありますが、これがよくありません。
下を向いてとぼとぼ歩いていると、なかなか落ち込みから抜け出せません。
下を向いていると、心のベクトルも下向きになります。
地面ばかりが目について、光が視界に入ってきません。
元気のない歩き方をしていると、元気のない刺激が筋肉から脳に送られます。
とぼとぼ歩いていると、なかなか気分もテンションも落ちたままになります。
落ち込みから抜け出そうにも難しいのです。
少しでも落ち込みから早く抜け出したいなら、前を向いてさっそうと歩きましょう。
落ち込んでいるときは体がだるくてそんな元気はないかもしれませんが、ほんのちょっとだけ気力を振り絞ってください。
大切なことは「生き生きした歩き方をする」ということです。
目線を上げて、前を向きましょう。
ぴんと背筋を伸ばして、テンポよく歩きましょう。
演技でもいいので、歩き方だけでも「ポジティブ」を表現することです。
前を向けば、目に明るい光が飛び込んできます。
美しい景色が視界に入り、いろいろな刺激が飛び込んでくるようになる。
テンポよく歩けば、血行がよくなって体がぽかぽか温まってきます。
心のエンジンがかかって、不思議と明るい気分が広がってくるから面白い。
前を向いてさっそうと歩けば、あっという間に落ち込みから抜け出せるのです。
歩く機会は日常の中に点在しています。
お手洗いに行くとき、買い物に行くとき、登下校や出退勤のとき。
長い距離はもちろん、短い距離であってもいいのです。
10歩でも10秒でも歩く機会があればチャンスです。
歩くときは、ぜひ前を向いてさっそうと歩いてください。
自分を励ますつもりでもいいのです。
前を向いてさっそうと歩けば、あっという間に落ち込みから抜け出せます。