泣くときは思いきり泣きましょう。
我慢はご法度です。
泣くことを我慢していませんか。
涙がこらえながら泣いたり、声が出ないように泣いたりです。
たしかに泣くことはちょっと恥ずかしく感じるかもしれません。
見苦しい姿をさらすようで抵抗を感じる人が多いもの。
「情けない」「弱々しい」「大人らしくない」など、泣くことにネガティブな印象を持つ人もいるのではないでしょうか。
しかし、泣くことを我慢していると、希少なチャンスを生かせません。
泣くことは、ストレス解消効果が抜群です。
涙には「コルチゾール」と呼ばれる副腎皮質ホルモンが含まれています。
コルチゾールは別名「ストレスホルモン」とも言われていて、ストレスを大きく低下させる作用があることで知られています。
たっぷり泣いた後、気分がすっきりするのはそのためです。
そのため泣けば泣くほどストレス解消効果が得られます。
たくさん泣けば泣くほどストレスを解消できるというのに、無理に涙を我慢しては十分な効果が得られません。
泣くことは、爽快な気分が得られる絶好のチャンスです。
泣くことは、いつでもどこでもできることではありません。
悲し涙はもちろん、うれし涙や悔し涙も流すときも、常にあるわけではなくシチュエーションが限られます。
泣ける本も泣ける映画も泣ける音楽も限られていて、いつでも出会えるわけではありません。
泣ける作品であっても、繰り返すにつれて慣れてきて、だんだん泣けなくなることもあります。
だからこそ、泣くときは思いきり泣くのです。
思いきり泣くことは、思いきりストレスを解消させることです。
たっぷり泣いて感情を解放させてください。
泣くのを見られるのが恥ずかしいなら、人目のつかないところに移動しましょう。
トイレの個室や自分の部屋などプライベートな環境であれば、人に見られる心配はありません。
泣き声を聞かれるのが恥ずかしいなら、自分の部屋がベストです。
大声をあげて泣くのもよし。
大粒の涙をぼろぼろこぼして泣くのもよし。
1粒でもたくさん涙を流すことです。
涙腺を緩めて、涙が枯れてしまうほどたっぷり泣いてください。
しっかり泣くと、しっかりストレスが解消されて、気分もすっきりします。
たっぷり泣いた後のあなたは、新しく生まれ変わっているのです。