就職活動では、小論文が出題される場合があります。
小論文は、作文とは違い、自分の考えを論理的かつ系統立てて主張する必要があります。
ところで企業は、小論文を通して、応募者の何を見ようとしているのでしょうか。
もちろん企業によって異なりますが、一般には次の3点といわれています。
「論理的思考」「問題意識」「発想力」です。
社会人なら、勢いや感情に任せて意見を述べるのは好ましくありません。
自分の考えを論理的に組み立てて、簡潔にわかりやすく説明できる能力は、どんな企業でも必要です。
そのため企業は、小論文を通して、応募者の論理的思考の程度を確認しようとするのです。
連日、大きなニュースが紙面を賑わせています。
そうしたニュースを見聞きするだけでは、十分とは言えません。
社会人なら、問題を自分なりに受け止めて、解釈する力が必要です。
「問題に対して自分の意見を持っているか」「解決策を考えることができる人物か」などです。
企業は、小論文を通して、応募者の問題意識を見ようとするのです。
書き方には、その人の発想力が反映されます。
やはり多くの企業が求めているのは、平凡な発想力より、豊かな発想力です。
豊かな発想力があれば、商品開発や問題解決などの突破口を見いだすきっかけにもつながります。
お金を出して簡単に買えるものではないため、企業が必要とする力の1つとして魅力を感じます。
そのため企業は、小論文を通して、応募者の発想力を見ようとするのです。