面接は、企業が応募者を見極める場であると考えがちです。
面接官が応募者にさまざまな質問をして、企業にふさわしい人物か、見極めようとします。
履歴書だけではわからないような点まで、深く確認しようとするはずです。
そのために、時には不愉快な質問や威圧的な態度をされることも珍しくありません。
応募者の内面までしっかり確認するため、企業はあらゆる手段を使ってくるのです。
しかし「見極める」という意味では、企業だけの話ではありません。
面接は応募者にとって、企業を見極める場でもあるのです。
応募者が面接で企業を訪問する際、具体的に感じ取る何かがあるはずです。
ウェブサイトや案内資料で確認したとおりの様子ならいいのですが、そうでない場合もあります。
思っていたより印象がよいこともあれば、悪いこともあるでしょう。
思っていたより、社屋が大きかった。
意外に社員の態度が悪く、みんな不健康そうだった。
実際に社屋に入って面接を受けてみると、意外な場面を目撃して、真実を知ることがあります。
時には、憧れを裏切られる事実に遭遇することもあるはずです。
ウェブサイトや案内資料では、きれいな部分だけ紹介されているのかもしれません。
やはり実際に目で見て確かめることが、確実です。
もし想像していた様子と大きく異なるようなら、今後の進退について、見直す必要もあるでしょう。