求人広告では「女性歓迎」という文言を見かけることがあります。
「女性も歓迎しますよ」という意味ですが、そのまま信じるのは注意したほうがいいでしょう。
あまり大きな声では言えませんが「女性歓迎」というのは「女性以外はお断り」という意味の場合があるからです。
男女雇用機会均等法では、男女差別を禁じた規定があります。
事業主は、労働者の募集や採用において、性別に関わりなく、均等な機会を与えなければなりません。
そのため「女性限定」をほのめかす表現は使えないため、代わりに「女性歓迎」という表現を使う場合があります。
建前上は、男女を募集しているように見えますが、実際は女性のみの場合があるのです。
もちろん女性だけでなく、男性も歓迎する企業の場合もあります。
一概には言えませんが、傾向として、頭に入れておくといいでしょう。
女性しか募集していない企業に募集しても、不採用になるのは明らかです。
「女性が多い職場」「男性歓迎」「主婦歓迎」「若者歓迎」などの文言にも、同じことが言えます。
もし、はっきりしない場合は、職業安定所の職員を通して企業に確認すれば、教えてくれます。
また、企業に電話して、採用担当者と直接話してみるのもいいでしょう。
わざわざ連絡をしてくれた熱意に押され、やんわりニュアンスで教えてくれる場合があります。