あまり大きな声では言えませんが、書類選考で注目されているのは、大学名です。
有名な大学かどうか。
大学の偏差値が高いかどうか。
こうした点が、書類選考で注目されています。
やはり偏差値の高い大学ほど、書類選考が通過しやすい傾向があります。
逆に、偏差値の低い大学ほど、書類選考が通過しにくい傾向があります。
この傾向は、多くの応募者が殺到する大企業でよく見られます。
もちろん大学名だけで、採用・不採用が決まるわけではありません。
しかし、大企業の書類選考では、大学名が判断要因の1つになっているのも事実です。
それがわかると、こう考える人がいます。
「大学の偏差値の高さで判断するなんて、ひどい企業だ」と。
たしかに大学名だけで人を判断されるのは不公平に感じるかもしれませんが、そうとも言い切れません。
偏差値の高い大学に通う学生は、入学するまでに苦労したのです。
勉強を長年、継続してきた。
勉強で不明点があっても、諦めずに克服してきた。
学力だけではありません。
読解力・記憶力・応用力。
忍耐力・集中力・想像力・思考力。
大学名は、多くの能力をシンプルかつ総合的に判断しやすい基準なのです。
資格や表彰状が能力の証明であるように、大学名も能力の証明です。
大学名で判断されても、腹を立てないことです。
大学の偏差値で判断されるのは、不公平に思えますが、現実としては公平です。
これまで勉強を頑張ってきたか、サボってきたか。
その結果が、ありのまま出ているだけなのです。