推薦状は、ないよりあったほうがいいです。
大学教授からの推薦状があれば、客観的な人物評価もできるため、就職活動がスムーズになるでしょう。
高い学位を持つ教授がわざわざ推薦しますから、就職活動の武器になるのは確実です。
いいことばかりに思える推薦状ですが、実はデメリットもあります。
推薦状を使って内定が出た場合、辞退が極めて非常識になることです。
ただでさえ内定の辞退は非常識ですが、推薦状でもらった内定の辞退は、さらに非常識です。
教授も立場がありますから、誰にでも推薦状を書くわけではありません。
推薦するに値する人物に絞って、推薦状を書きます。
推薦状を書いてもらえる時点で、教授から強く信頼されています。
また、教授と企業との間に接点があり、協力関係が結ばれていることもあります。
推薦状を使って内定をもらったにもかかわらず、辞退すると、教授に恥をかかせることになるでしょう。
せっかくの教授の配慮や信頼を、踏みにじることになります。
そのことで、教授と人間関係にも悪い影響が出るでしょう。
「卒業すれば、教授とは関係なくなる」と思う人もいるかもしれませんが、社会人らしい考えではありません。
推薦状を使った企業で内定が出た場合、辞退が極めて失礼になることを覚悟しておきましょう。
推薦状は、内定が出ても辞退しない企業に絞って活用するのが賢明です。