「就職に有利」という点だけ考えると、どちらも大差ありません。
企業が求める人材は、企業によって異なります。
文系の企業には、文系が有利です。
理系の企業には、理系が有利です。
志望する業界によって、文系と理系の立場は異なるため、一概に決めることはできません。
国の調査でも、文系と理系の内定率は、ほぼ同じです。
では、文系も理系も、就職活動にまったく違いはないかというと、そうではありません。
「就職の選択肢が広がる」という点では、一般的に理系が有利といわれています。
パソコンが普及している現代では、ほとんどの企業でITが導入されています。
理系とは関係ない企業でも、社内ではパソコンを使う機会があるでしょう。
パソコンが普及している事情から、理系の知識があると、就職もスムーズです。
理系の数学的センスや論理的思考は、文書作成やプレゼンなどでも役立ちます。
コンピューターの知識やアプリケーションの使い方などは、幅広い職種で歓迎されます。
そうした意味で、理系のほうが、就職の選択肢が若干広がる現実があります。