インターンシップを一言で言えば、就業体験です。
学生が在学中に、実務能力の育成や職業選択の準備のため、一定期間、企業内で仕事を体験する制度です。
学生がいきなり社会に出て、正社員として働くのは、大きなギャップがあります。
アルバイトと正社員は、同じ仕事とはいえ、働き方が違います。
アルバイトは、簡易的で責任の軽い仕事が中心ですが、正社員は、複雑で責任の重い仕事が中心です。
正社員として働くとは、どういうものなのか。
想像するだけでは、やはり理解が難しいものです。
そこで、本格的な就職活動前に就業体験をすることで、就職活動に役立てるのが狙いです。
インターンシップは、あくまで「就業体験」という位置づけのため、基本的に無給です。
アルバイトとは違い、報酬を目的に働くものではありません。
ただし、企業によっては、賃金や交通費が支払われる場合もあります。
実施される時期は、企業によって異なります。
一般的には、大学生に余裕のある夏休みに実施されるケースが目立ちますが、1年中受け付けている企業もあります。
インターンシップの期間も、企業によって異なります。
1日だけという短期もあれば、1カ月以上という長期もあります。
一般的には、2週間程度が多いようです。
参加するにあたり、基本的に資格は不要です。
履歴書や面接を設ける企業もありますが「選考」というより「意欲や熱意の確認」という位置づけです。
つまり、熱意と意欲さえあれば、誰でも参加できるということです。
インターンシップは、任意です。
すべての人が参加しなければいけないわけではなく、余裕や興味のある人だけがします。
参加は自由ですが、余裕があれば、できるだけ経験しておくことをおすすめします。