前科とは、以前に法を犯して刑罰を受けていることを言います。
つまり、犯罪歴です。
世間は、やはり前科のある人に対して、厳しいのが現状です。
前科を書けば、不採用の確率は、確実に高くなるでしょう。
できれば記載を避けて、何もなかったことにしたいと考える人も多いはずです。
しかし、前科がある人は、やはり正直に記載する必要があります。
前科があるにもかかわらず、履歴書で隠すと、経歴詐称の可能性があるからです。
履歴書は「私文書」という扱いです。
自分が作成した書類ですが、法的な力があります。
したがって、履歴書に記載する経歴には、嘘偽りなく、正直に記載することが求められます。
犯罪歴も、経歴の1つですから、記載が必要なのです。
「履歴書に賞罰の欄がないから、前科も記載しなくていい」という問題ではありません。
賞罰の欄がなければ、自分で欄を追加して、記載が必要です。
企業にばれれば、虚偽申告、もしくは経歴詐称として、採用を取り消される可能性が高くなるでしょう。
入社後に「ばれるのではないか」と、びくびくしながら仕事をするのは、精神的にもよくありません。
前科を書けば、不採用の確率が高くなりますが、それも更正の一環です。
厳しい就職活動も、自分に対する更正と受け入れることです。
過去に罪を犯した報いと思い、正直に書きましょう。