履歴書を作成するとき、最初に埋める項目は何でしょうか。
名前でしょうか。
日付でしょうか。
連絡先でしょうか。
いいえ、どれも違います。
最初に埋めるべきは、印鑑です。
「履歴書なんて、どこから始めても同じではないか」と思いますが、そうとは限りません。
印鑑の見栄えは、押した後でないと、わかりません。
強く押しすぎると、文字がつぶれ、見栄えが悪くなります。
弱く押せば、文字がすり切れて、中途半端な状態になります。
やり直すつもりでもう一度押せば、印鑑の跡が二重になり、見苦しくなるでしょう。
押印が枠からずれることもあれば、上下を逆に押してしまうこともあるかもしれません。
押すだけの印鑑ですが、わずかな手違いで、見栄えが大きく変わりやすい特徴があります。
履歴書をすべて書き終わった後、最後の印鑑でミスをすると、最初からやり直しになります。
精神的にもかなり落ち込むでしょう。
だからこそ、最初に押します。
最もやっかいな印鑑を最初に終わらせておけば、安心です。
もしミスをしても、やり直しの手間を最小限に抑えられます。
複数枚の履歴書を書くなら、最初にまとめて判を押しておくといいでしょう。
最初に印鑑を押して、朱肉が渇いてから書き始めると、幸先よく書き始められます。