美しいと思うのは、美しい景色があるからではありません。
美しく思うかどうかは、個人差があります。
しかも、時と場合によります。
雪景色を見て「美しい」と感動する人はいますが、雪国で暮らす人には、見慣れた光景です。
初めて砂漠を見た人は「絶景だ」と感動しますが、砂漠に暮らす人には、水不足で嫌になる光景です。
展望台から見た光景は「見晴らしがいい」と感動しますが、高所恐怖症の人には、恐ろしい光景です。
美しい景色を探すのではありません。
美しいと思う心を持つのです。
美しいと感じているのは、心です。
心しだいで、景色の感じ方が決まります。
心の中で「美しい」と思えば、何を見ても美しくなります。
あなたが「何を見ても美しく感じよう」と本気になれば、実際、そうなります。
世界中が美しい物事で満たされ、何を見ても感動するのです。
今、あなたの目の前には、平凡な景色があるでしょう。
それを見て「美しい」と思ってみましょう。
美しいものがあってからそう思うのではなく、先に「美しい」と思ってしまうのです。
美しいと思う根拠は、何でもいいのです。
「誰かが作った人がいる」
「自然の営みだ」
「季節感がある」
「絶妙な形が面白い」
「色合いが素晴らしい」
こじつけでもいいですから「美しい」と思ってみます。
すると、本当に美しく見えてきます。
どこで何を見ても、美しいと思えるため、気持ちのいい生活が送れるのです。