人生で本当に大切なことは、何でしょうか。
死の瞬間から見る視点があると、わかります。
多くの人が、現在から未来に向けて現実を見ますが、理想ではありません。
理想は、未来から現在に向けた見方です。
人生の究極は、究極の視点から見ないと、わかりません。
人生の究極とは、いつでしょうか。
死の瞬間です。
あなたの人生の最終地点は、死です。
死の瞬間から、今を振り返ります。
あなたは今、100歳と仮定し、あと3時間後に死ぬとしましょう。
死の寸前に過去を振り返り、人生で何が本当に大切なのか、考えてみましょう。
死ぬと、持ち物は、あの世へ持っていけません。
お金も家も土地も、手放さなければいけません。
地位も名誉も肩書も、手放さなければいけません。
「なんだ。生きているときに、命懸けで追い求めていたが、あの世へは持っていけないではないか」と、気づきます。
このことに気づいた瞬間、あなたの欲は、自然と小さくなります。
追い求めても、仕方ないからです。
では、人生で本当に大切なことは、何でしょうか。
愛なのです。
人生で本当に大切なのは、物質的豊かさではなく、精神的豊かさです。
愛は、人生で最も大切なことです。
人と人とを結びつけ、心からの深い喜びと満足が得られます。
愛を大切にするから、友人関係、恋人関係、家族関係が良好になります。
愛情を注がれて育った子どもは、愛にあふれる大人へ育つでしょう。
そうして生まれた子どもに、また愛が注がれ、愛情にあふれる子が育ちます。
あなたが友人に愛を持って接すると、友人にも愛が育まれます。
愛を知った友人は、別の友人と接するときも、愛を持って接するでしょう。
愛は、人から人へ、世代や地域を越えて、連鎖します。
精神的に豊かになれ、人生が本当に豊かになります。
育んだ愛は、自分が死んでからも、後世に受け継がれます。
ですから、一番大切なのです。
死の瞬間から見る視点があると、何が大切なことと、そうでないことが、見分けられるようになります。
まだ人生の途中で気づけたあなたは、幸運です。
人生に残り時間がありますから、今なら、やり直しができます。
これからあなたは、正しい道を歩むことができるのです。