メイクは、してから30分経てば、崩れ始めると言われます。
人間には「恒常性」と言って、体温を一定に保つ働きがあります。
体温調整のため、汗をかいています。
保湿を維持して肌のバリアーを保とうと、皮脂も分泌されています。
こうした汗のかき方や皮脂の分泌には、個人差があります。
あまり汗をかかない人もいれば、汗かきの人もいます。
額ばかり汗をかく人ともいれば、首だけ汗をかく人もいます。
とりわけ皮脂に関しては、個人差が大きいうえに、年齢によって変化が激しい要素です。
一概には言えません。
大切なことは、自分の化粧崩れの傾向を知っておくことです。
メイクをして2時間後、自分の顔を鏡であらためて確認してみましょう。
何らかの崩れが目に見えます。
崩れ方は、一定ではないはずです。
崩れていない部分と崩れている部分があります。
どの部分が崩れやすいのかを知ることは、メイク直しより大切です。
メイクは、崩れてから手を打つのではありません。
崩れる前に手を打つことが大切です。
崩れやすい部分がわかれば、崩れる前に、手を打つようにしましょう。
特に皮脂の分泌が多い部分ほど、こまめに油を拭き取りましょう。
崩れるタイミングを考慮して、化粧直しも調整します。
自分のメイクの崩れ方を知ることは、化粧直しをする大前提なのです。