なぜ女優の目元は、あれほど魅力的なのでしょうか。
テレビに映る女優の目元がきれいで、自分も真似しますが、なぜかうまくいかない。
「もともとの顔立ちが違うせいだ」
顔立ちの違いを嘆いてしまいますが、そうではありません。
きれいな目をした女優のアイラインには、独特の工夫が凝らされているかもしれません。
アイラインは、実は奥が深いです。
「奥が深い? 単にラインを引くだけでしょ」
いえ、違います。
あなたがアイラインを引くとき、どのようなタイプのアイライナーを使っていますか。
ペンシルタイプでしょうか。
リキッドタイプでしょうか。
自然な感じに仕上げたい場合はペンシルタイプを使い、くっきりと見せたい場合はリキッドタイプを使うのが鉄則ですよね。
自分のなりたいイメージに合わせて、化粧品を選ぶのは大切です。
しかし、どちらか一方にこだわる必要はありません。
アイラインには、リキッドとペンシルを2つ使う、特殊なテクニックがあります。
単体では実現できない、より美しいアイラインを引くことができるようになります。
パターンはいろいろありますが、次の2パターンが代表的です。
目の下のフレームはにじみやすいため、ペンシルタイプでぼかします。
その一方、目の上のフレームは、リキッドタイプのアイラインを引きます。
柔らかい印象の中にも、引き締まった目力があり、独特の目元が完成します。
目の輪郭をリキッドで強調させつつ、目尻から外側に向けては、さらにペンシルでぼかします。
アイシャドーと似たような使い方ができます。
目が大きくなりますし、きれいなグラデーションも決まります。
2種類の組み合わせとはいえ、入れる場所によって、雰囲気は変わります。
奥が深いので、実際に自分の顔で試しながら、仕上がり具合を確認してみるといいでしょう。
ある程度のテクニックは必要とされるものの、うまくいけば、独特の目元が演出できます。
女優の個性豊かな独特の目元には、こうしたアイラインの使い方にあるのです。