ある日、自分に何らかのトラブルが降りかかることがあります。
病気であったり、事故であったりします。
困ったときには、やはり身近な人に助けを求めるでしょう。
ところがここで「逃げる人」がいます。
トラブルのある人に関わると、面倒が増えると思っているためです。
「自分が助けを求めたばかりに、相手に迷惑をかけてしまったなあ。嫌われてしまったなあ」と落ち込みます。
しかし、実はそれほど落ち込むことではありません。
自分が困ったときに逃げる人は「そういう程度しか思われていない」ということです。
自分は相手を大切に思っていたつもりでも、相手は自分のことを大切に思っていなかったのでしょう。
むしろ「逃げてもらってよかった」と思うほうがいいのです。
中途半端な関係の友人と、関係をうまく切れます。
そういうチャンスでもあります。
本当に見てほしいのは、トラブルのときに助けてくれた人です。
その人こそ、本当に大切にすべき人です。
中途半端な人間関係が減った分、本当の友人に、より多くの時間を使えるようになりました。
結果として、より良い人間関係になります。
助けを求めるときは、本当の人間関係を確かめるチャンスです。
不定期なトラブルによって、人間関係を見直すことができるのです。