ふとした拍子に、ペットのしっぽを踏んでしまうことがあります。
うっかり餌をやり忘れることがあります。
ぼうっとして、踏んづけてしまうことがあります。
そのとき、きちんとペットに謝ることができていますか。
ほとんどのペットは、あなたよりずっと小さいはずです。
身長も、体重も、体力も、頭脳も、地位も、すべて、自分よりはるかに下です。
「どうせペット何だから謝らなくていい」
「謝っても、どうせ理解できないだろう」
「謝ることのほどではない」
いえ、そういう問題ではありません。
自分よりずっと下だからとはいえ、横柄にならないことです。
そこで謝れない人は、成長もそこで止まります。
謝るというのは「自分の過ちを認めて、反省する」ということです。
相手への謝罪と同時に「自戒の念」が含まれています。
相手が誰であろうと、自分に間違いがあれば、自戒を促すために謝ること。
過ちを認めて、改善することで、次からうまくいく。
そのとき精神的な向上があり、成長があります。
これは、相手が人間でもペットでも変わりません。
ペットにもきちんと頭を下げて謝れる人は、人間社会でもうまく人との関係が結べるようになります。
自己反省がきちんとできる、という証拠です。
そのくらい謙虚で物腰が丸ければ、人間社会でもきちんとやっていけるのです。