ペットを飼い始めたら、まず勉強です。
適当に育てて、うまく育つのはまれです。
たいてい育て方に失敗して、逆に苦しめてしまいます。
私の場合、これまでさまざまなペットを飼ってきた経験から「勉強は必要だ」と断言します。
これは2つの意味があります。
ペットの育て方を勉強するのは、健全に成長してもらいたい気持ちがあってのことです。
毎日、世話をしたり、面倒を見たりするには、何をどうすればいいのかがわからないと話になりませんね。
しかし、もっと大切なのは、2つ目の「飼い主としての愛情表現」です。
何しろ家族です。
あなたが子どもを産めば、わが子への愛情表現の1つとして、育て方を一生懸命に勉強しようとするはずです。
大切なわが子ですから、育て方を学んで、元気にすくすく成長してもらいたいと願うのが親心です。
親が子どもをしつけたり叱ったりするのは、子どもが嫌いだからではなく、愛情があるからこそですね。
大切なわが子だから一生懸命に育てようとするはずです。
ペットの場合も同じです。
ペットへの愛情があれば、成長のために自然と勉強するはずです。
したくなるはずです。
「愛情」がポイントです。
愛情が起点になり「行動しよう」という気持ちが湧いてきます。
面倒だなと思う散歩、餌の世話、掃除など、これらはすべて言い換えれば愛情表現です。
愛情があふれているからこそ、一生懸命に勉強したり、しっかり面倒を見たり、世話をしたりなど、自然と行動できます。
自然と体が動きます。
もし、ペットへの愛情はなく、単に癒しだけを求めるなら、むしろ飼わないほうがいい。
それはペットを道具としか見ていません。
ペットがかわいそうです。
ペットとしても、やはり愛情たっぷりの飼い主に育てられたいと思うはずです。