子どもが勉強するときに必要な物と言えば、何でしょうか。
そうです「机と椅子」ですね。
床の上で、本を読んだり字を書いたりするわけにはいきません。
机と椅子は、子どもが勉強するためになくてはならない必需品です。
さて、あなたの家庭にはそんな机と椅子はありますか。
「もちろんだ。うちにはすでに机と椅子はたくさんあるぞ」
ちょっと待ってください。
もしや、それらは大人たちが使う机と椅子ではないでしょうか。
大人たちからの目線でみる机と椅子は、子どもには大きすぎます。
背の低い子どもには、大人が使っている机と椅子は、大きなビルのように見えることでしょう。
まったく身の丈に合っていません。
子どもたちには大きな障害物にしか見えません。
大人と子どもとでは、見える景色も全然違います。
「大人が使う机と椅子」と「子どもが使う机と椅子」はまったく別物と考えましょう。
子どもには、子どもの身の丈にあった専用の机と椅子を買い与えてあげましょう。
小学校に入る前と言わず、幼稚園になれば買い与えてもいい時期です。
時期にも寄りますが、本に興味を示すようになれば、本を置くための机と座るための椅子が必要です。
まだ手足が十分しっかりしていない時期ですから、かどが丸くて、ぶつけてもけがの心配がない物が最適です。
自分専用の机と椅子があればどう感じるでしょうか。
「自分専用の物だ」という所有の自覚があると、全然違います。
子どもは自分の身の丈にあった、机と椅子があるからこそ、それを使って活動を開始します。
本が読みやすくなります。
字を書きやすくなります。
食事もしやすくなります。
勉強もしやすくなります。
さまざまな行為がしやすくなります。
もし、ご近所に勉強ができる子どものいる家庭があれば、チェックしてみましょう。
おそらく、子ども専用の机と椅子を買い与える時期がかなり早いはずです。
勉強しやすい環境が早くにあるから、学力の伸びが早くなります。
一方で勉強ができない子どものいる家庭をチェックしてみましょう。
子ども専用の机と椅子を買い与える時期が遅かったり、家庭によっては子ども専用の机といすすらない場合さえあったりします。
それでは勉強ができないのも納得ですね。
子どもの成長を促すためにも、子ども専用の机と椅子は早めに買い与えたほうがいいのです。