実家では、ペットの雑種犬を1匹飼っています。
「1匹」というより「1人」と言ってもいいでしょう。
家族も同然です。
犬にも喜怒哀楽があります。
悲しいときにはくんくんと泣きますし、怒っているときはわんわんと吠えます。
喜んでいるときはしっぽを左右に大きく振って表現します。
何か恐れを感じたときは、全速力で逃げていきます。
ところによっては表現方法が少し人間とは違いますが、秘めたる感情は人間とまったく同じです。
私はペットに限らず、さまざまな動物たちに触れていると、ときおり驚かされることがあります。
「人間以上に感情をストレートに表現しているなあ」という点です。
人間の場合は、考えることが高度すぎるため、行動に裏がある場合があります。
先のことを考えたり、損得を考えたりできるのは、素晴らしい脳のおかげです。
しかし、その一方、なかなか素直な行動や感情表現がしにくいのも事実です。
動物にはそうしたことが一切ありません。
鮮明に感じている感情を混じり気なく、無邪気にありったけ表現します。
人間と接するのもいいですが、動物たちと接するのも素晴らしいなあと感じます。
子どもと動物とが触れる機会があると、こうした生き物からストレートな喜怒哀楽と接する機会が増えます。
喜怒哀楽に接する機会が増えることで、子どもにも喜怒哀楽などの感情が豊かになるでしょう。
動物アレルギーには気をつける必要がありますが、体質が許されるなら、ぜひ生き物を飼ってみるといいでしょう。
生き物と接することで、ストレートな感情に触れる機会ができます。
生と死を身近に感じることができ、命について考える機会になるのです。