あまり大きな声では言えませんが、私はいつも会社の帰りに、わざと食品売り場を通って帰っています。
食品売り場が大好きです。
「夕食を買って帰るため」というのは、表向きの理由です。
本当の理由は、元気が出るからです。
食品売り場は、すごい場所だと思いませんか。
食べるものばかりが置いてあります。
魚・野菜・パン・お総菜・お菓子・飲み物・アイスクリームなど、あらゆる食品が揃っています。
どこを見ても、食べるものばかりです。
「おいしそうだな」と思い、自然とにやにやしてきます。
売り場によっては試食コーナーがあり、試食をさせてもらえるところもあります。
私は仕事帰りに限らず、落ち込んでいるときも、食品売り場にいきます。
自然と元気が出てくるからです。
癖というか、習慣というか、自然と体が食品売り場へ向かいます。
一歩間違えれば、かなり危ない人です。
実際、これまで何度か助けられているのも事実です。
落ち込んで元気がないときにおいしい物を食べれば、ある程度回復します。
食べるまではいかないまでも、見ているだけで元気が出ます。
何しろ180度、食、食、食です。
おいしい物を短時間で見られる場所と言えば、世の中、食品売り場しかありません。
色鮮やかな食品を見ているだけで食欲を刺激され、そのうち元気が出てきます。
だから私は仕事帰りで疲れたとき、夕食を買うついでに元気を出すため、食品売り場に行っています。
笑うなら笑ってください。
単純な方法ですが、これは元気が出ます。
そんなある日、ふと気づいたことがあります。
「これは自分だけではないのでは?」という疑問です。
食欲は人間の3大欲の1つです。
すべての人に食欲がありますから、誰でも食品売り場に来れば、自分に限らず誰でも自然と元気が出るはずです。
今度、食品売り場に行く機会があれば、チェックしてみましょう。
歩いている人は、みんな、明るい表情になっているはずです。
私に限らず、あなたも同じではないでしょうか。
さて、ここがポイントです。
もし、あなたのお子さんが、学校やテストの成績など落ち込んでいるときは、慰め方が難しいところです。
そんなときこそ、食品売り場に連れて行ってあげましょう。
連れて行くだけで、OKです。
「お買い物のお手伝いをしてほしい」という表向きの理由をつけて、一緒にお買い物です。
「慰める」のは難しいですが「一緒にお買い物に行こう」と誘うくらいなら、すぐできることでしょう。
子どもは食べるものばかりを見ているうちに、次第に元気を取り戻してきます。
広い食品売り場を歩いていると、いい気分転換になるに違いありません。
もしかしたら親が慰めるより、はるかに効果があるかもしれません。
実は私も浪人時代、母と一緒に買い物につれられ、何度か元気づけられたことがあります。
笑える話ではありますが、確実に効果があります。
まさに食品売り場は、あらゆる人を元気にさせる場所なのです。