親は子どもの話を積極的に聞く姿勢を持ちましょう。
これはむしろ親から積極的に聞くことです。
親が子どもの話を聞くのはコミュニケーションのバランスを整えるために必要不可欠です。
親は子どもの話を折らず、相槌を打ちながら聞いてあげましょう。
話の途中では「それからどうなったの」という言葉を、入れましょう。
これには、大切なニュアンスが3つ含まれています。
第1の理由は、やはり「子どものことを知るいい機会になること」です。
子どもに話をさせることで、子どもが普段、学校や友人などふと思っていることを発表する機会になります。
この発表をするなかで芽生えるのは、第2の理由であるコミュニケーション能力の上達です。
話をする行為は、自分の内側にあることを吐き出すアウトプット作業です。
自分の思っていることを、相手にわかりやすく伝えるために頭を整理したり、言葉や表現を工夫する機会になったりします。
第3の理由は「親から愛されていることが伝わること」です。
親から「それからどうなったの」と聞かれると「興味をもたれている。愛されている」と伝わります。
抱きしめるだけが愛情表現ではありません。
話を真剣に聞いてもらえるというのも、愛情表現の1つになります。
今日子どもが話をしている最中に言ってみましょう。
「それからどうなったの」と。
すると、子どもは笑顔になり、次々と話を進めてくれることでしょう。