考えても見てみましょう。
子どもですから、最初は何をやってもうまくいかないに決まっています。
うまくできなくて当然。
最初からうまくできるのは、むしろまぐれだったり偶然だったりします。
そんなとき、子どもにどんな言葉をかけていますか。
よくないのは「ダメな子だね」と、子どもを中傷してしまうことです。
うまくいかなかったからストレートに表現してしまいますが、これはよくありません。
ダメな子と言われた子どもの気持ちを考えてみましょう。
「そうか。自分はダメな子なんだな」
「親は自分のことが嫌いなのかな」
「生まれてこないほうがよかったのかな」
ダメな子と言われて嬉しい子が、どこにいるでしょうか。
子どもは下を向いて自信をなくし、行動はさらに消極的になるでしょう。
親から冷たい言葉をかけられて、自暴自棄になります。
親が子どもに「ダメな子」と言ってしまうと、本当にダメな子になってしまいます。
親が子どもにかけた言葉のとおりに、子どもは育ってしまいます。
親の言葉を本当に信じて、そのとおりに育ってしまいます。
ポイントは、どんな言葉を子どもにかけるかです。
いい子だねと言う言葉をかけます。
「いい子だね」と言われた子どもの気持ちを考えてみましょう。
「自分はいい子だ。親から認められている。もっと行儀よくしよう」
「親から愛されているぞ」
「もっと頑張るぞ」
いい子と言われると、子どもは必ずいい笑顔になります。
親からいい子だと認められることで、自分に自信を持ち、さらに行動的になるでしょう。
親から温かい言葉をかけられたからこそ、その期待に応えたい気持ちが大きくなります。
したがって、親が子どもに「いい子だね」と言うと、子どもは本当にいい子になります。
暗示をかけるように魔法の言葉をかけてあげるのです。