子どもができるようになったことは、大人から見れば、ささいなことばかりです。
簡単な字が書けるようになった。
簡単な計算ができるようになった。
文章を音読できるようになった。
どれも初歩的で、基本的なことばかりです。
大人からすれば、感動することのほどではないと感じます。
しかし「それくらいできて当たり前」と思うのはよくありません。
大人から見ればそうかもしれませんが、子どもにしてみれば、大きな一歩です。
初歩的・基本的なことであろうと、今までできなかったことができるようになるというのは、素晴らしいことです。
むしろ子どもができるようになったことを、少しくらい大げさに喜ぶ親になりましょう。
大げさに喜ぶのも、親の務めです。
「大げさ」がポイントです。
子どもは、自分ができるようになったことで親に喜んでもらえると嬉しくなります。
子どもが見たいのは、なにより「親の喜んでいる笑顔」です。
できないことができるようになり、親が喜んでくれるなら「もっと挑戦したい」「もっと伸ばしたい」と思うようになります。
子どもは自発的に行動したり挑戦したりするようになります。
結果として、子どもの成長が促されます。
親の反応1つで、子どもの成長具合まで変わってきます。
ぜひとも子どもの小さな成長を、大げさに喜べる親になりましょう。