あれもこれも、すべて親がしていませんか。
「子どもにやらせるより自分がやったほうが早い」と思うかもしれません。
しかしそれでは、子どもの成長が促されません。
親も、1人の人間です。
手は2本、足も2本、体は1つだけ。
体力も精神力も限界があります。
何でもすべてを親が抱え込んでは、いつか限界に達します。
子どもが自分でできることなら、わざわざ親がする必要はないでしょう。
少しでも負担が軽くなるように、身の回りのことを少しずつ子どもに自分でやらせるようにしていきましょう。
もちろん最初からすべてをやらせるのではなく、安全を考慮しつつ、できる範囲から少しずつ任せていきます。
「子どもがかわいそう」と思っていると、いつまで経っても子どもが成長できません。
少しずつ自分でやらせる範囲を広げていくことで、子どもも成長が促されます。
親も楽になります。
行動を促すときに心がけたいのは、命令する言い方より、背中を押す言い方です。
「自分でやりなさい」より「自分でやりましょう」という言い方のほうが、子どもは素直に聞き入れてくれるでしょう。
自分でできるようになれば、しっかり褒めましょう。
「頑張ったね。えらいね」
「よくできるようになったね。すごい」
「1人でできるようになってかっこいいな」
褒めると、子どもは喜んでもっと自分でやるようになります。
子どもの成長スピードがどんどん速くなるのです。