ベテランの精神科医は、患者と話をしなくても、過去に背負っている暗い出来事が見えてくるそうです。
暗い過去を経験している人、過ちを犯した人、許せない出来事を背負っている人。
そういう人には、独特の表情・しぐさ・雰囲気などがあり、わかってしまうとのこと。
何かにとらわれている人には、何か表情やしぐさに現れます。
よく当たる占い師の「あなたの過去が見えます」という言葉は、本当です。
相談者の独特の雰囲気から、相手の過去を読み取っています。
「悩みがあるんです」という表情・しぐさ・雰囲気だけで、鮮明に過去が見えてくるそうです。
アドバイスを返します。
執着していることは、必ず表情に出ます。
過去に振り回されているということです。
あなたにはいくつ「許せないこと」がありますか。
許せない過去があり、気持ちの整理がついていない過去があることでしょう。
しかし、あらためて考えてみましょう。
その過去に執着していて、自分に何の得があるでしょうか。
恨んでも、苦しくなるのは自分だけです。
仕返しをすれば、自分も相手と同じレベルになります。
許せないことを、そろそろ時効にしませんか。
「許さない」というのは、囚人の監視を24時間している状態と同じです。
いつも意識しているので、疲れます。
執着するだけ、醜くなるのは自分です。
意識してしまうと、自然と表情が硬くなり、不自然な表情・しぐさ・雰囲気が出てしまいます。
許せないことを意識するくらいなら、いっそのこと時効にして忘れたほうがいいです。
人生は、許せないことを許せるようになる旅です。
時効にして忘れてしまう。
ふわりと体が軽くなります。
許せば許すほど、表情は柔らかくなります。
明るい表情は、許すことでできるのです。