お金持ちでも、心のむなしい人がいます。
お金を自分のためだけに使う人です。
もちろん最低限の衣食住を買い揃えるためには、お金がかかります。
やりたいことをやるためにも、お金は必要です。
しかし、お金を自分のためだけに使う人は、幸せになれません。
いくら自分の夢を実現できても、応援してくれる人や喜びをわかち合える人がいないと、深い喜びは感じられません。
お金が一番喜ぶ使い方は、人を喜ばせる使い方です。
誰かを喜ばせるためにお金を使うのが、一番いい。
お金も、ただの道具ではありません。
心のかよった使い方をされたいと思っています。
たとえば、最近あなたは友人にプレゼントを贈ったことがありますか。
プレゼントを贈るなんてお金がもったいないと思うのではありません。
高価なプレゼントを贈る必要はありません。
相手が心から喜ぶようなプレゼントなら、何でもいい。
プレゼントを贈って、友人に大喜びしてもらうために、お金を使います。
最近あなたは、友人に食事をおごったことはありますか。
おごるほど裕福ではないとはいえ、ぜひ友人に食事をおごってください。
友人から喜ばれ、以前より人間関係がよくなります。
私はサイトの読者に喜んでもらうためにお金を使っています。
たくさん本を読んだり、経験を積んだりするためにお金を使っています。
もちろん自分が楽しむのが最初なので、それで終わりにしないようにしています。
最終的には、必ずほかの人にも喜んでもらうように心がけています。
その手段が、私にとって「執筆」です。
自分の得た知識や知恵を元に、無償で幸せになる知恵を世界中に広めています。
みんなに喜ばれたいし、そういうふうに生きたいからです。
私は自分のやりたいことをやっているときも幸せですが、一番幸せを感じる瞬間は別の瞬間です。
やはり読者から「ためになります。ありがとうございます」というお便りをいただいたときが、一番嬉しいです。
その瞬間のために生きているし、お金を使っています。
お風呂上がりのビールを飲むような幸せを感じるのです。