執筆者:水口貴博

対人関係のストレスが小さくなる30のスキル

29

「違う」「間違っている」を、口にしない。

「違う」「間違っている」を、口にしない。 | 対人関係のストレスが小さくなる30のスキル

人間には、共通のアレルギーを持つ言葉があります。

「違う」と「間違っている」という言葉です。

この2つは、発言を完全に否定する言葉です。

この言葉を耳にすると、心も体も拒否反応を示します。

体は緊張してこわばり、心は窮屈になりいらいらします。

誰でも、自分の発言に対して「違う」「間違っている」と言われると、いい気持ちはしません。

がっかりしたりいらいらしたりします。

自分の発言を否定されることで、人間性まで否定されているようなマイナスの印象を受けるからです。

認めてくれない人を敵と感じ、人間関係がこじれます。

「違う」と「間違っている」という言葉は、禁句です。

しかし、あなたはこう思うでしょう。

「言いたいことはわかった。しかし、やはり賛成できない意見があるではないか」

たしかにそのとおりです。

そのときは「違う」「間違っている」以外の表現を使うようにすればいい。

言い方によって、受ける印象が変わります。

「変わった考えですね」

「難しい考えですね」

「理解するのが難しい話ですね」

やんわりした表現ではありますが、相手の意見には賛成できない意味は感じ取れます。

言葉を上手に使う人になりましょう。

ささいな表現の違いが、あなたの人間関係を大きく変えるのです。

対人関係のストレスが小さくなるスキル(29)
  • 完全否定する言葉は、避ける。
別れ際の余韻を、気持ちよくしよう。

対人関係のストレスが小さくなる30のスキル

  1. 小さくてもいい。
    まずは明るくなることから始めよう。
  2. 完璧な人は1人もいない。
    だからおおらかになろう。
  3. 悪くないときこそ、謝ろう。
  4. 目を見て感謝すれば、感動がもっと伝わる。
  5. 「あと30分しかない」ではなく「まだ30分もある」と考える。
  6. 他人の態度を変えさせるのは、実は簡単。
  7. 考えを押し付ける議論はしない。
  8. 自分でできることは、自分でする。
  9. 相手の犯したうっかりミスを、意外で驚きのイベントとして受け入れる。
  10. 人とぶつかっても「こら!」と怒鳴るのではない。
  11. 人との出会いは、すべて宝石との出会いである。
  12. ご祝儀に迷ったら、高いほうがいい。
  13. 私たちは、プレゼントを買うお金のために働いている。
  14. どんなにお金持ちになっても、他人を喜ばせるために使わない人は、心の貧乏だ。
  15. 意見がぶつかる原因は、あなたの理解不足が原因だ。
  16. 私たちのいらいらは、どれも茶番劇。
  17. 突然のキャンセルを、笑顔で受け入れる。
  18. お風呂に入って汗を流せば、その日のストレスがリセットできる。
  19. 誰でも一度は失態を犯す。
    大切なのは反省すること。
  20. 人に優しくできる人は、かつて人に冷たくされた経験を持っている。
  21. 言い訳は「ごめんなさい」と謝った後にする。
  22. 当たり前の挨拶を、心がける。
  23. お互いをよく知っているようでも、実はまだ知らないことがたくさんある。
  24. 態度が悪いと、反抗したくなるのが人間。
  25. 相手が避けようとする話題を、むやみに探ろうとしない。
  26. すべての人には、面白い部分が必ずある。
  27. 人に囲まれている環境は、それだけで幸せ。
  28. どれほど自分にけちでも、人にはけちになるな。
  29. 「違う」「間違っている」を、口にしない。
  30. 別れ際の余韻を、気持ちよくしよう。

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