人間には、共通のアレルギーを持つ言葉があります。
「違う」と「間違っている」という言葉です。
この2つは、発言を完全に否定する言葉です。
この言葉を耳にすると、心も体も拒否反応を示します。
体は緊張してこわばり、心は窮屈になりいらいらします。
誰でも、自分の発言に対して「違う」「間違っている」と言われると、いい気持ちはしません。
がっかりしたりいらいらしたりします。
自分の発言を否定されることで、人間性まで否定されているようなマイナスの印象を受けるからです。
認めてくれない人を敵と感じ、人間関係がこじれます。
「違う」と「間違っている」という言葉は、禁句です。
しかし、あなたはこう思うでしょう。
「言いたいことはわかった。しかし、やはり賛成できない意見があるではないか」
たしかにそのとおりです。
そのときは「違う」「間違っている」以外の表現を使うようにすればいい。
言い方によって、受ける印象が変わります。
「変わった考えですね」
「難しい考えですね」
「理解するのが難しい話ですね」
やんわりした表現ではありますが、相手の意見には賛成できない意味は感じ取れます。
言葉を上手に使う人になりましょう。
ささいな表現の違いが、あなたの人間関係を大きく変えるのです。