執筆者:水口貴博

雑談の技術を磨く30の方法

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思い出に残る話は、雑談から生まれてくる。

思い出に残る話は、雑談から生まれてくる。 | 雑談の技術を磨く30の方法

昔、友人と語り合った話の中には、かなりたった今でも思い出すことができるシーンがあります。

そんな思い出のシーンに限って、雑談から生まれる場合がほとんどです。

雑談をしていると、いつの間にか自然と心が打ち解け合い、だんだんプライベートを打ち明けたりします。

そんな心を開き合っている雑談だからこそ、心に残る一言が生まれ、思い出として残ってくれるのです。

中学時代、安田君という一番仲のよかった友人がいました。

いつも休み時間には一緒に話をしたり、学校が終われば家に遊びに行ったりするくらい仲がよかった友人です。

その安田君と中学2年生の運動会当日、みんなを見ながら、いつものようにたわいない会話を楽しんでいたときのことです。

「俺たち、中学卒業したら、もう離ればなれになるんだろうな」という一言が、いまだに心に残っています。

お互い高校に進学し、仕事もまったく別々で、いつの間にか連絡をすることもなくなるであろうことを心配した一言だったのです。

悲しく思いましたが、同時に嬉しくも思いました。

それほどまでに、自分のことを親しく思ってくれているということが、このたった一言に込められていたからです。

もう10年以上も前のほんの一瞬の会話なのに、今でもずっと心に残っています。

残念ながら彼の予想は的中して、今はもう連絡を取ることもなくなっています。

高校も別々で、仕事も住むところも変わってしまい、もう連絡を取ることもなくなりましたが、友情を感じた一言でした。

いまだに、忘れられない言葉になっています。

雑談の技術を磨く方法(30)
  • 雑談から、思い出を作る。
まとめ

雑談の技術を磨く30の方法

  1. 会話の達人とは、雑談の達人のこと。
  2. なぜ、好きでもない人に限って、仲良くなってしまうのか。
  3. ノウハウも結論も求めない。
  4. 中身のない話を、中身のある話に変えてしまえばいい。
  5. 会話は、テーマの脱線が面白い。
  6. テーマのない会話こそが、雑談。
  7. 細かいことに、こだわりすぎない。
  8. 無理やり話をまとめない。
  9. 答えをじらさない。
  10. 雑に会話をするから、雑談ができる。
  11. 体験談ほど、人が引き付けられる話はない。
  12. 雑談には、表情がある。
  13. うまく話そうと思えば思うほど、うまく話せなくなってしまう。
  14. 話の途中で思い出したことを、遠慮しない。
  15. 何でもいいから、返事はすぐする。
  16. 相槌上手は、雑談上手。
  17. 雑談とは、連想ゲームと同じこと。
  18. 一つ一つの会話を、短くしよう。
  19. 話の途中でも、切り捨てられる勇気を持つ。
  20. たとえつまらない話でも、笑ってあげる優しさを持つ。
  21. 雑談が、明るさを生み出す。
  22. モテる人は、雑談で口説く。
  23. 「傷つける、傷つけられる」を、必要以上に恐れない。
  24. 雑でも「礼儀」だけは忘れない。
  25. 「一生懸命さ」は、雑談を盛り上げるスパイス。
  26. 雑談は、共感していくだけでいい。
  27. 話したくないプライベートに、首を突っ込まないようにしよう。
  28. 沈黙も楽しむ雑談にしよう。
  29. 話に割り込んでしまったときには、元に戻してあげるケアをしよう。
  30. 思い出に残る話は、雑談から生まれてくる。

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