私の職場に、頼み癖のある人がいます。
初めは「助けて」と言われるのは頼りにされている感じがして嬉しいです。
期待に応えたい気持ちがあり、助けます。
しかし、その人は一度や二度も助けを求めてきます。
驚くべき事実を知ってしまいます。
できないから助けを求めるのかと思っていると、実は自分が仕事をするのが面倒だから、助けを求めていました。
頑張れば自分でできることを、自分でするのが面倒だという理由から助けを求めていました。
他人に助けを求めるのは、3つの限界を感じたときです。
自分一人の力では、限界を感じる瞬間があるのはたしかです。
時間・能力・精神力など、限界があります。
限界を超える仕事はできませんから、助けを求めるのは当然です。
特に職場では締め切りがありますし、仕事の品質を下げるわけにはいきません。
必要である協力は、求めてもいいことです。
したほうがいい。
しかし、自分一人で十分に対応できるにもかかわらず、むやみに助けを求めるのはよくありません。
他の人の時間や体力も有限ですから、自分が楽をしたいからと、他人に手間をかけるのは迷惑千万です。
それこそ、人間関係にひびを入れかねません。
対人関係で摩擦を少なくさせるためにも、相手にできるだけ迷惑をかけないことです。
「自分でできることは、できるかぎり自分でする」
この当たり前の習慣を、いま一度見直しましょう。