大切なことを見極めるために、目的意識は重要です。
私たち人間と、一般的動物の行動の違いは「意識した行動の目的があるかどうか」です。
目的がない人は、流された行動になりがちです。
野生動物と同じとまではいきませんが、近い状況があります。
「目立つものが重要」「頻繁に目にするものは安全」という基準で行動するようになります。
動物は、目立つものに反応する生き物です。
人間も動物ですから、目立つものに反応します。
生物は身を守るために、動くものに反応し、注意を向けます。
また毎日、目にすることは安全と判断します。
慣れが生じるため、危険ではないと感じるからです。
人の進化の上で身についた本能ですから、仕方ありません。
「目立つものが重要」「頻繁に目にするものは安全」は、生物が生存するために必要な本能です。
そのため、テレビのCMでよく見かけるものが素晴らしいものと思ってしまう。
「雑誌でよく見かける」という理由だけで、流行の服を買ってしまう。
「目立っていることが重要」「頻繁に目にするものは安全」という判断基準で行動すると、野生動物と同じになります。
賢い資本主義の資本家は、この事実に気づいています。
「目立つものが重要」「頻繁に目にするものは安全」という動物的本能を逆手に利用して、消費を促します。
動物の本能を逆手に利用している資本主義の事実に気づくことです。
一種のわなです。
特に目的意識のない人は、メディアに流されてしまいがちです。
目的がないから、とりあえずメディアを頼りにする。
テレビや雑誌の情報に流されて、必要でもない物を買ってしまう。
お金がなくなり、自分の時間が消えるのです。
本能と言えばそれまでですが、本当に賢い人は、その本能を超越して行動できます。
自分の行動に目的を持ち、必要のあることだけをピックアップするのです。