いつも会社の始業30分前に来ている人が、ある日、ぎりぎりの時間で出社しました。
「今日は何かあったのかな」と、誰もが思います。
しかし、心の中で思うだけで、言葉にする人はいません。
「寝坊したのかな」
「たまたまだろう」
「電車が遅れていたんだろう」
忙しい朝ですから適当な理由を思い浮かべ、話しかけることをやめてしまいます。
しかし、そんなときに「珍しいですね。何かあったんですか」という当たり前の言葉をかけるのです。
当たり前の言葉を、さりげなく話しかけるだけでかまいません。
いつもと違った行動を見て「何かあったのかな」と思ったら、そのまま口にしてみましょう。
十分に気が利く人をアピールできるポイントです。
話しかけてあげると、喜んでくれます。
「珍しいですね」と話しかけるのは、普段からその人のことを見ていなければわかりません。
たまたま電車遅延で遅れたときに「珍しく遅いですね」と話しかけることは、相手のことを知っているからこそできることです。
「普段の自分のことを見てくれている」「心配してくれている」という気持ちを伝えるチャンスなのです。