気の利く人になることは、連想ゲームの達人になることです。
ある結果があったとき、さまざまな原因を連想します。
その原因の解決を、先に発言や行動をすればいいのです。
たとえば、ある人がくしゃみをしました。
ささいなことと思わず、くしゃみの原因について、考えてみます。
ゲーム感覚でいいのです。
「風邪なのかな」
「寒いのかな」
「誰かが噂しているのだろうか」
面白く、おかしな原因でもかまいません。
ゲーム感覚のほうが、より自由な発想が浮かびやすくなるでしょう。
原因がわかれば、解決策も思い浮かびます。
その解決策につながる一言こそ、気の利いた一言です。
くしゃみをした。
風邪かな。
「風邪薬を持っていますよ」と話しかける。
くしゃみをした。
寒いのかな。
「エアコンを調整しましょうか」と話しかける。
くしゃみをした。
誰かが噂しているのかな。
「○○さんのことを誰かが噂しているのかも」と話しかける。
単純ですね。
面倒だと思わず、ゲーム感覚で楽しんでいきましょう。
1つの結果から原因を考え、原因から対策を考えます。
勝手に原因を連想して、当てずっぽうでいいのです。
これは練習するうちに、うまくなります。
原因を探る習慣が身につくと、思考の幅が広がって、いろいろな発想が浮かんでくるようになります。
対策になるような言葉をかければ「気の利いた発言」になります。