勉強をして成績が上がらない人には、共通点があります。
「暗記」をして、勉強しようとしていることです。
テストで点を取ることは、いわばどれだけ覚えているかを計る試験ですが、勉強するときに暗記に頼って勉強しようとします。
意味のない暗記は、つながりがありませんから、すぐ忘れてしまうという特徴があります。
一方、勉強をして、成績も比例して上がる人は「理解」をして勉強を進めています。
なぜなのかという疑問を抱き、つながりを持つことで、覚えようとします。
勉強を効率よく進めるときのポイントは「暗記」ではなく「理解」です。
勉強ができない人は暗記に頼り、勉強ができる人は理解をして覚えようとします。
その差が学力の差になり、成績に反映されてしまうのです。
理解して覚えればいいのです。
私はコンピューターの仕事をしていて、サーバーを触ることがしばしばあります。
ファイルをリスト表示させるためのコマンドに「ls」というコマンドがあります。
lsというコマンドを打てば、ファイルがリスト表示されます。
「ls=ファイルのリスト表示」と暗記して覚えてしまうのも手ですが、賢い覚え方ではありません。
私の場合、なぜファイル表示には「ls」なのかと疑問を持って調べてみました。
すると「ls」というのは「list」の略であることを知り「ls=list」と覚えてしまいました。
思い出すときには「リスト表示したい→list→ls」というふうに覚えると、もう忘れなくなります。
つなげて覚え、理解を伴った記憶のほうが、忘れにくくなります。
理解は忘れないのです。