勉強は、自分と生活と人生を向上させるためにするものです。
ただ試験だけを受け、順位を決めるだけが、大学進学の方法ではありません。
学校で学ぶことは、社会に出てからも必要な知識が多い。
気づかないところで、いつの間にか生かされています。
たとえば、生物学です。
一見、無駄とも思える生物の知識は、たしかに社会に出てから頻繁に活用する知識ではありません。
細胞分裂の仕組みや、DNA、ミトコンドリアなど、人との会話ではなかなか登場しない話題です。
しかし、その仕組みや学びが前提としてあるから、新聞・雑誌などの記事の話についていけるようになります。
学校で学んでいなければ「この話は初めて聞く」というところから入らなければなりませんね。
「うん。なるほど」と、うなずけるのは、学校での学びが前提としてあるからです。
知らず知らずのうちに学校で学んだ知識は、社会の中で生かされています。
学校で勉強を一生懸命にした人ほど、社会に出てからも世の中の流れをつかみやすくなり、仕事へも好影響を与えるのです。